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庭のテーブルでご飯
我が家は余程のことがない限り1年を通して1日3食庭のテーブルでご飯を食べる。
青空を眺めたり夜空に瞬く星を見ながらの食事は、エアコンのきいた部屋での食事より私たちにとっては快適なのだ。
とはいっても屋外は暑季はとても暑いし、雨季は毎日のように雨が降るし、乾季の特に12~1月にかけては常夏の国といえど朝晩は吐く息が白くなるほど冷え込む。しかしそれでも1年を通して概ね温暖な気候のタイだから“1年中屋外で・・・”というのが可能なのだ。
ちなみに私たちは、少々の暑さや雨は我慢出来るが、体が暖かい気候に慣れてしまったせいか寒さにはめっきり弱くなった。
12~1月の朝の冷え込みだけはどうしても我慢出来ないので、朝起きると一番に七輪に炭火をおこして、七輪で足元を温め、日当たりのいい特等席でポカポカ光合成しながら熱いコーヒーを飲み、朝食を食べる。
オープンエアの中でご飯を食べることにこだわっていたのは、他でもないこの私。
いつ頃だったかハッキリ覚えていないが、確か中学生の頃だったと思う。将来もし小さくても庭付き1軒家に住むことが出来たら、庭にガーデンテラスのようなスペースを設けて椅子とテーブルを置き、そこでご飯を食べたりお茶を飲んだりしたい・・・、と夢みるようになっていた。
それから10年以上経って、日本⇔タイを行き来する生活を始め、1人でこちらのアパートを借り暮らしていたのだが、その部屋が昼間でも薄暗く、そんな中でご飯を食べる気にどうしてもなれなかった私は、小さなベランダ(半畳ほどのわずかなスペース)に強引にテーブルと椅子を引っ張り出して、毎食そこでご飯を食べるようになった。
流れる雲を眺め、暮れかかるステープ山を見ながら飲むビールとご飯は最高においしかった。
・・・庭付き1軒家ではなく小さなボロアパートだったが、こうして昔思い描いてた“日常的に屋外でご飯を食べる”という生活を私なりに実現させた。
数年後結婚し、夫と2人こちらで起業したのだが、会社と自宅を兼ねた物件を探していた私たちは、運良く今の家にめぐりあった。
今の家の造りは住居と会社をハッキリ分けることが出来るまさに理想的な造り。
何より私たちが一番胸ときめかせたのは、広い庭だった。
はなから屋内で食事をする気のなかった私たちは、庭の中央にあった屋根付き駐車場を少し改造して屋外リビングにすることにした。
2人で工事に集中すること数日・・・。
こうして「Cafeスペース」と称する屋外リビングがめでたく完成し、そこで庭の緑を眺めながらご飯を食べるという生活が始まった。
さて、では屋外リビングでどんなものを食べているかというと・・・、食事の内容はいたって普通。和食、洋食、中華、エスニック・・・、日本の一般家庭と何ら変わらないものを食べている。
少し違っているとしたら、チェンマイは内陸で新鮮な魚が手に入り難い為、魚貝類を使った料理が極めて少ないということと、火を使いながら食べるもの/煙や臭いを気にせず食べられるものの率が高いということだろうか。
もう一つ忘れてならないのは、異常なほどのビールの消費量。これはそんじょそこらのご家庭には負けない自信がある。なんてったってウチは夫婦揃って大酒飲みなのだから。(爆)
火を使いながらのメニューは、炭火焼肉、BBQ、鍋を始め、たこ焼き、鉄板焼、お好み焼き等もたまにする。
目の前で煮たり焼いたりしながらテーブルを囲むのはそれだけでワクワクするし、私はアツアツのものを頬張るのが大好き。しかも用意まで簡単!
ということで、私の独断で上記のディナーを強引に決行することが多い。
そんな感じで屋外リビングには、BBQ台、七輪、プロパンガスのコンロは完備しているのだが、前々からもう1つあればいいな、と思うものがあった。
それは鉄板焼き専用の“台”!
鉄板は厚さ1cmの特注品があって、それを毎回コンロにかけて使うのだが、重くて1人ではとても運べないので、使用頻度が非常に低いのだ。
据え付けの鉄板焼き台があれば、いちいち重い鉄板を持ち運ぶ必要がなくなり、何の躊躇もなく鉄板焼き、お好み焼き、もんじゃ焼き(関西人の私は食べたことがないが)、焼きそば、モダン焼きなどが出来るのだ!
分厚い鉄板で焼けば、ステーキも大好物の餃子もさぞやいいカンジに焼き上がることだろう。
食生活がいっそう充実するってもんだ!
その分、体の脂肪もますます増量することになりそうだが。(苦笑)
暇が出来たら屋外リビングに自作鉄板焼き台を追加したいと思っているのだが、何だかんだと忙しく・・・。いつになることやら~。
ともあれ、もし無事鉄板焼き台が完成したら、このコラムでご報告したいと思うので、期待せず気長に待っていて下さい。
◆このコラムは月2~3回不定期の更新です。
日々の細々は うなぎ日記 から随時更新中。
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