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イワシ缶のパスタ ~工夫?食堂~
夫の話では、日本では“台風の日にはコロッケ”なのだそうだが、残念ながらこちらにはコロッケを売ってるようなお店はないので、私がコロッケの代わりに非常食として常備しているもの、それはトマト味のイワシ缶。
タイ産の缶詰で、値段は1つ12~13B。(↓)
庶民クラスのタイ人たちはこのイワシ缶が大好き。タイ人ばかりでなく山岳民族の人たちもこのイワシ缶が大好きだ。
私が良く遊びに行っていたカレン族の村の人たちも、この缶詰をお土産に持参すると、目を輝かせて喜んでくれた。
~ここでカレン族が作るイワシ缶を使った超簡単レシピをご紹介~
その辺に生えている生の青唐辛子と小粒のニンニク、マナオ(絞り汁)、そしてナンプラー、塩少々をクロック(すり鉢のような石臼のようなもの)でトントンたたき潰した後、イワシ缶をソースごと入れ、たたきながらからめると出来上がり~。
名付けて“激辛イワシのディップ・カレン風”。
山で採れた赤米を薪で炊き、炊き上がったホカホカのご飯にこれを混ぜて食べるだけという非常にシンプルなものだが、素朴で懐かしい味だ。
“激辛”というだけあってビックリするほど辛いが、ビックリするほど美味しいので、ご飯を何杯もおかわりしてしまう。
あまりにもおいしかったので、山を下り、チェンマイへ帰ってからも同じように作ってみたが、チェンマイで食べると大しておいしく感じなかった。
山で食べてこそおいしい料理なのだろう。
さて、話は我が家の非常食のイワシ缶に戻って・・・。
イワシの缶詰をそのまま食べたのでは芸がないので、ひと工夫加えたレシピをここでご紹介する。
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~イワシ缶のトマトソースパスタ~
材料
◇トマト味のイワシの缶詰
◇パスタ
◇ニンニク
◇オリーブオイル
◇トマト(なくてもOK)
◇好みの調味料 |
作り方
1.ボールにイワシ缶をソースごと入れ、身が小さくなくまでほぐす。
その後、しょう油、チリパウダー、乾燥バジル、タバスコ、塩、コショウ、クレイジーソルト等好みの調味料を加え、最後にオリーブオイルを少したらして全体を混ぜる。
2.たっぷりのお湯に塩を加えパスタを茹でる。
3.熱したフライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクのみじん切りを加え焦がさないように弱火で炒める。
4.3のフライパンに1を加え軽く炒める。
5.4のフライパンにアルデンテに茹でたパスタを入れ、パスタとソースをからめれば出来上がり。
ブラックペッパーやパルメザンチーズをふりかけ召し上がれ♪
★冷蔵庫にトマトがあれば細かく切って4の時点で加え一緒に煮込むとトマトの風味が更に増しておいしくなる。
★コッテリした味に仕上げたければ4の時点でバターを少し加えると良い。
洪水や豪雨で外に出れない、けれど冷蔵庫の中は空っぽ・・・、という時に役立つレシピだ。
非常事態でなくても、簡単に出来るので料理の手を抜きたい時は最適!(←?!)
ぜひ一度お試し下さい。
◆このコラムは月2~3回不定期の更新です。
日々の細々は うなぎ日記 から随時更新中。
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