ザリガニの鳴くところ
2021/11/10(Wed) 13:18 - 屋久島 田舎暮らし編 - [8755]
この本を一言であらわすと「孤独」。運命に翻弄され、絶望の淵でたくましく生き抜く少女の物語。
湿地が彼女の母親。
動物を含む自然が彼女の家族。
何より描写が美しい。。。
著者は動物学者なだけあって生き物の解説が細やか。
オオアオサギの瑠璃色の眉(羽根)なんて読んでるだけでうっとり。即ググッて画像で確かめました。 ^ ^
クーパーハイタカも。その飛んでる姿の美しさといったら~...! 一目見てみたい! (。✪ω✪。)
69歳で初の小説というのも個人的に勇気をもらいました。
初めての小説とは思えないほど内容がしっかり組み立てられてて見事でした。
そして、何といっても訳が、素晴らしかった~!
原作は良くても訳がいまいちで読みにくい本がたくさんある中、翻訳者・友廣純さんスバラシイ! 大拍手です。
見ると、2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位を取得されたそう。
いやーホント最後の最後まで楽しめました。
にしても、最後...! ((゚д゚;)))
いつか古本でもいいので手に入れて、本棚に並べたい作品。
女性におすすめ◎