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涼を求め山のリゾートへ(1)

水掛け祭りは結局家で大人しくしていたので、遅めの夏休みを取って(タイは4月が最も暑い時期で、学校などは夏休みなのです)、山のリゾートに行って来ました。

自宅から車で小1時間の所にあるそのリゾートは、標高がやや高いのと、豊かな緑に囲まれてるのとで、期待していた通り下界より涼しくて過ごしやすかったです。
・・・ってか、リゾートに着いた日の夕方からまさかの嵐
何せ山の中なので冷え込みが激しく、前日まで「暑いー、暑いー」とへばってたのが、夕食時は「寒いー、寒いー」と震えながらオープンエアのレストランでご飯を食べてました。(てか、娘の長袖は用意してたのに、自分たちの分は用意してなかった私が一番悪いのです)


今回プライベートヴィラに泊まったのですが、コンクリートの打ちっ放しというシンプル&シックな造りと、周りの自然を上手く取り入れた内装が非常に良かったです。



ベッドはキングサイズ。
じゃなきゃ、寝相が激烈に悪い娘とは一緒に寝れません。(泣)

娘は、持参した7つのぬいぐるみを早速バッグから引っ張り出して遊んでました。



窓際のソファーは、私の専用席! と勝手に決め、4日間ほぼ陣取ってましたw
座っててもゴロンと横になっても緑が眺められるソファーは、快適そのものでした。



もう1つ、素晴らしかったのがテラス!
階段をトコトコ下りると、熱帯の植物に囲まれたテラスへ・・・
すぐ下には小川が流れてて、気持ちいいー!
テラス席に腰掛けてるだけで、森林浴が楽しめるのです。



テラスだけでなく、ヴィラの周りはこんなカンジでジャングルというか藪になってるので、部屋にもバスルームにも虫が入り放題。
バスルームには、大中小のムカデが常時待機。
その他、大きなクモ、セミもいました。
最終日は、羽アリの日で、夜中はバスルーム中羽アリが飛び回っていました。
部屋の窓には巨大トンボが引っ掛かってパタパタしてるし、外のテラスにはサイケな色のゲジゲジ虫がテーブルの上を行ったり来たりしてました。
自然の中にある建物って余程お金を掛けない限り、虫がわんさか入ってくるのがデフォルトで、そういった場所で暮らしたければ、慣れるしかない、というか自然や動物・虫と上手く共存していくしかないのです。
私はその昔、北タイの山奥、山岳民族が住むお家に足繁く通っていた時期があったので、強烈にワイルドな夫ほどではありませんが、こういった環境には慣れてて、虫は全く気になりませんでした。
ま、しかし、これだけたくさんの虫と数日間生活を共にしたので、少なくとも1~2ヶ所は知らぬ間に刺されて腫れるかもなぁ、と覚悟していたのですが、幸い娘共々無傷で帰って来れました。
夫だけが足の薬指を何かに刺され、「痒くて狂いそうだ~」と嘆いておりました。(←こんなんばっか:爆)



昼食後、テラス席にて宴会開始~! 
オヤジ丸出しですw
どさくさにまぎれて3歳のチビも加わってるし・・・。(爆)
あ、チビはもちろん飲んでませんよ。
ソーダ水をちびちび飲みつつ、必死におつまみを食べてました。
夫と私は、白ワイン。
途中夫が「仕事」と言って席を立ち、娘も「ぬいぐるみと遊んでくるー」と部屋に上がったので、私はひとり目に入る植物を1つ1つじっくり眺めつつ、しっとりワインを飲み、いい調子。あぁ、幸せ。



いいカンジに酔って部屋に戻ってみると・・・

←モダンで小洒落た部屋も、この子にかかればどこも同じ。(呆)

それより、前々日まで裸同然の格好をしていたのに、ここに来て急に長袖に。しかも重ね着w
雨が降っただけなのに。(苦笑)
何しろ南国生まれの南国育ちなので、20℃を切ると唇を紫にしてガタガタ震え出すのです。(爆)




今回、3泊4日の滞在だったのですが、2日目の夕方ハプニングが・・・!

「お家に帰りたいよぉぉぉ・・・お家でねんねする」

と例によって例の如く娘が泣き出し・・・
まぁ、何となく予想はしていたので、やっぱりかぁ・・・程度でしたが。
ホーント何かと手の掛かる子で、なかなかすんなりとはいかせてくれません。(泣)

暗くなる前にリゾートを出て、市内の自宅に帰り、娘の希望通りお家のお布団で3人川の字でねんねして、翌日の朝、リゾートに戻りました。

・・・なんだかなぁ~・・・。(ため息)

家から1時間の距離だったのがせめてもの救いです。

〈つづく〉       






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