ピーシュゥ?
「おかあしゃーん、ピーシュゥはぁ?」
と朝の食卓でしきりに訊く娘。
「ピーシュゥ? ピーシュゥって何のこと?」
「ピーシュゥよぉ!」
と続ける娘。
「ピーシュゥ?!? んーと~・・・、ピーシュゥ? 何のことかなぁ~・・・?!?」
・・・ピーシュゥ? マジで何のこと・・・?!?
頭の中のCPUをフルに回転させて考える私・・・。
あっ! わかったー!
←「ピースのことでしょ?」と朝の食卓でしきりに訊く娘。
「ピーシュゥ? ピーシュゥって何のこと?」
「ピーシュゥよぉ!」
と続ける娘。
「ピーシュゥ?!? んーと~・・・、ピーシュゥ? 何のことかなぁ~・・・?!?」
・・・ピーシュゥ? マジで何のこと・・・?!?
頭の中のCPUをフルに回転させて考える私・・・。
あっ! わかったー!
「ちがうっ!!!」
あっさりキッパリ否定される私。(泣)
←「もしかしてピーチュウのこと?!」
(ピーチュウとは中国語でビールの意味)
・・・んなわけないかぁ。
中国語教えた覚えないし・・・。
側で仕事をしながら私たちのやり取りを聞いてた夫は椅子からズリ落ちそうになってるし、娘も
「・・・!?!・・・」
「あさ あそこに いたやぁーん(朝あそこにいたでしょ)」
と電線を指差す娘。
「・・・?・・・」
あ~ぁ、わかった!
正解は、
←リスのことだった。
朝、3人で庭に下りてきた時、夫が電線の上を走るリスを発見したのだ。
私は大急ぎで娘を抱っこし、
「ほら見て! リスよ!! あそこ!!!」
と娘にリスを見せた。
最初は不思議そうな顔をしていた娘も、次第に嬉しくなってきたのか大喜び! 最後の方は大興奮だった。
・・・そっかー、リスのことだったのね。
話は少しそれるが、ここでリスに因んだ話を・・・。
まだ娘が生まれる前の話。
朝、庭のテーブルで朝ご飯を食べていると、視界の中に動くものが・・・!
見ると、リスだった。
リスが電線の上をテケテケ走っていたのだ。
リスが電線の上を走る姿は、こちらではしょっちゅう見かけるので、特に珍しい話ではないのだが
ただ、
あくる日もそのまたあくる日も、ほぼ同じ時間に、同じリスと思われるリスが南の方角から北の方角に向かって(電線の上を)走っていくのだ。
そして、面白いことに気付いた。
なんとこのリス、夕方も毎日ほぼ同じ時刻にウチの前を通りかかるのだ。
しかし夕方は、北から南に、つまり逆方向に走っていくのだ。
ここで私の妄想は少し広がる・・・
朝は、北の方向(賑やかなターペー門の方面)へ・・・
→出勤?
夕方は、南の方向(お堀の中の庶民が住むエリア)へ・・・
→帰宅?
・・・と。
朝ご飯を食べながら、夫に
「今日も元気に出勤してるよ~」
夕方は、
「もうそんな時間(帰宅時間)?!
ってか、今日はちょっと遅いな。残業だったのかな?」
なんて話し掛ける日々。
・・・そんなある日の朝、
いつもなら南から北へ走っていくリスが、この日は、ふと見ると北の方角から現れて、南へ向かって走っていってる。
つまり、いつもと逆方向に走っていってるのだ。
・・・自宅は南、会社は北のはずなのに・・・。(←勝手な推測)
「もしかして・・・、朝帰り?!」
「・・・・・」
夫は呆れ果てていた。
2007.1.14
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