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インターナショナル・スクール幼稚園部無事卒園


――― 2009年8月・モンジ5歳―――
5年間にわたるべったり育児を終え、モンジ、インターナショナル・スクールの幼稚園部に入園しました。


ずっと私の膝の周りをチョロチョロしてた子が1人で幼稚園へ
しかも日本語が通じないインターナショナル・スクールへ・・・!
まずはハラハラドキドキだった当時を振り返ってみます。


◆泣くかわりに反抗的な態度

登園日初日、新しい環境に興味津津で全く物怖じせず元気いっぱい飛び込んでいった・・・がっ! 私たちが帰った後、言葉が全く通じないいってることがさっぱり分からないという現実にぶつかる・・・!
2:30PM迎えに行った時は、不貞腐れ顔で先生の腕を払い除け、すっかり不良少女と化した娘がいた。(積み木くずし?)
1日全く泣かなかったようだが、泣くかわりに超~反抗的な態度に出たよう。(さすがウチらの子、気の強さは筋金入り)


◆連日クレームの嵐

その日以来担任の先生から

「座りなさい、立ちなさい、じっとしてなさい、どこそこへ行きなさい・・・という簡単な単語すら通じない、どうにかして下さい!」

と毎日のようにクレームの嵐。
そういえば私、モンジに教えた英語って1から10までの数と

「トイレに行きたいです」

だけだった。(もちろんお漏らし防止の為)


◆英語の特訓

それから家での英語の特訓が始まった。
まず、DVDを英語モノに変え、あとは、私と2人の時は英語で会話し、モンジが分からない単語や言い回しをちょっとずつ教えた。
そんなカンジで数週間集中的に特訓したら、英語力は驚くほど伸びた。


◆やみー

ある日、おでんを食べてる時、いきなり

「やみー、やみー」

とモンジ。
何をいってるのか分からず、しばらく止まって考えてた。
すると再びコンニャクを頬張り、おいしそうな顔で

「やみ~」

と。
あっ、あぁぁぁーーー! ヤミー(yummy)ねーっ!
ヤミーなんて(私自身)いったことはないし、教えた覚えもないんで、学校で覚えたんだろう。
・・・しかし、おでん食べながら「ヤミー! ヤミー」いわれてもぉ~・・・ねぇぇぇ~・・・?!
せめてすぱげっちぃにして!


◆黒いケチャップ

「学校のランチの時出る黒いケチャップがおいしいの、今度買って~!」

とモンジ。
くっ、黒いケチャップ~~~!!!???
まさか、トマトケチャップが痛んで黒ずんじゃったのぉー? と最初焦ったが、そんなはずはない。
スーパーに行った時、

「ここに黒いケチャップある? あったら買ってあげるよ」

というと、モンジが嬉嬉として持ってきたのは、Maggi(マギー)のシーズニングソースだった。(タイ人が良く目玉焼きにかけるやつ)
よくよくモンジの話を聞いてみると、ランチの時いつもトマトケチャップとこれが一緒に出され

「こっちとこっちどっちがいい?」

と訊かれ

「黒いのがいいです」

とこたえるもので、モンジの中では“黒いケチャップ”になってたよう。ウプッ。


◆ミスター・サニー

「今日ね、お昼寝の時、ミスター・サニーが着替え手伝ってくれたの~」

と娘。
へ? アシスタントの人に男性いたっけ?? と考えてたら、

「ほら、髪の毛後ろで括ってる女の先生よ」

と。
女???!
・・・あっ! あーーーーー、いつもモンジのお世話をしてくれてるミス・ターサニーのことね。(爆)


◆ミスター・ペ

「音楽の先生はミスター・ペっていうのよ」

とモンジ。
“かとちゃんぺ”やないねんから~なんて思いながら韓国人なのねーと。
ある日、学校近くのスーパーでそのミスター・ペにバッタリ会った。
けれどこのお方、どう見ても西洋人
あれれ~???
・・・後で卒業アルバムを見ると、先生の名はミスター・パット(Mr Pat)と判明w
舌足らずな娘は「ミスター・ペ」になってしまうのだ。


◆ハネミチュマー

「もしお昼寝の時必要なら、お気に入りのぬいぐるみを持ってきて良いですよ」

と先生。
モンジ、喜び勇んで、相棒のマーちゃんを学校に連れて行くことにした。
行きの車の中で

「この子の名前は何ていうの? ってみんなにきかれたら何ていったらいいの?」

と訊くので

「Her name is Maa っていったらいいのよ」

と私。
学校に着くまで2人で「ハー ネイム イズ マー」と声に出して何度も練習した。
そして数日後・・・
お友達がマーちゃんのことを

「ハネミチュマー! ハネミチュマー!」

と呼んでるのを目撃!
・・・は? と最初思ったが、直ぐに謎が解けた。
まだ自信もって英語を話せないモンジ、きっとみんなに

「ハーネームイズマー」

と恥ずかしそうに早口で、しかも蚊の鳴くような声で紹介したに違いない。
で、ちゃんと聞き取れなかった先生とお友達は、マーちゃんの名前を“ハネミチュマー”と思ったのだと・・・
もちろん図星でしたけどね。(爆)



・・・想い出話を書き出すと止まらなくなるので、今日はここまで。
続きは次回アップします。

そんなこんなでK2(年中さん)はすったもんだしたのですが、意外にもあっさりK3(年長さん)に上がることが出来ました。
K3は・・・英語にもすっかり慣れ、新しいお友達もたくさん出来て、モンジ自身幼稚園が楽しくて仕方なかったよう。
親にとって子供が楽しそうに/嬉しそうにしてる姿を見るのが一番幸せ。

そしてあっという間に1年経ち・・・
2011年6月卒園式。



留年した子や下の学年に下ろされた子、途中でやめてしまった子もいたのにモンジはフツーに卒園。
年中さんからの入園で英語もチンプンカンプンだったのに・・・
なんか信じられない・・・。



――― 幼稚園入園から2年 ―――

卒園式を終え、家路につくところ。
モンジがここに通い始めた時、お腹の中にモコがいて、時につわりに苦しみつつ、最後の方は巨大化したお腹を抱えフゥーーフゥーーいいながらとーちゃんと送り迎えしたなぁ・・・
今やモンジもいいお姉ちゃん。
さて妹も姉に続くのか・・・?



2011/06/03 〈モンジ6歳10ヶ月〉   

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