『天窓のある家 / 篠田節子』
2018/09/25(Tue) 20:35 - 屋久島 田舎暮らし編 - [6596]
たまには読書記録・・・感想です。
『天窓のある家 / 篠田節子』
こんなはずではなかった。なぜこんなふうになってしまったのか...
心も体も不安定な中年世代の欲望と葛藤をあぶりだす、リアルに怖い9編。
↑
コレ読むべきなんちゃう~?!? と手に取ってしまったww
篠田節子さんは長篇小説ばかりで短篇は初めてでしたが、読み応えのある短篇集でした。
私は特に前半の『友と豆腐とベーゼンドルファー』『手帳』が良かった。
『友と豆腐とベーゼンドルファー』。
善人過ぎる夫もぉ~...私はイヤだなあw
博愛主義な人とか付いていけない...(私の心が真っ黒過ぎてぇ~! 爆)
ただ家族だけをしっかり守ってくれる人が私はいいっ!
このお話、最後はスッキリ爽快ですよー。
一番入り込んだのが『手帳』。
手帳の通りに生活してきたら、(いつの間に)手帳に管理されていた...
仕事、家庭(育児)、恋愛...全てを完璧にこなそうとする主人公。
‐それぞれの場面で全てのものを大切にし
‐全ての場面を充実させ
‐1日24時間を無駄なく生きてきた...
のに!
自分が今どこに行こうか分からなくなっている...!
まぁ、全部が全部は無理ですわな、やはり。。。
昔こんなのを書きましたが↓
https://www.unagi.tv/daily/?pid=10354
今も同じ考え。
“ニト(以上?)ヲオウモノハイットヲモエズ”
自分が欲しいもの全て(例えば、仕事、遊び、趣味…その他諸々)を手に入れようと好き放題してると、後で手痛いしっぺがえしを食らうような気がします。
「自分にとって何が一番大切か」を常に自分の真ん中におき、無理な時はキッパリ諦める。
人間、時には潔さも必要!
どうしてもやりたい事は時期を遅らせても出来るはず。
優先順位を考えましょう。
『天窓のある家』は、怖いですね~、恐ろしいお話。
"人の不幸は蜜の味" もここまでいくと~・・・自業自得という気がします。
・・・てか関係ないけど、10月3日結婚記念日やーん~! すっかり忘れてた。
思い出して良かった◎
おとーちゃんにどっか連れてってもらおう! ( ̄ー ̄)v ニヒ
おいしいもん食べたいな。^ ^