西加奈子『漁港の肉子ちゃん』

2017/10/24(Tue) 14:24 - 屋久島 田舎暮らし編 - [6057]

相変わらずジャンルを問わず色々読んでます...。
なんとなくピーンときたのを手に取って、面白そうだったら借りて読む日々・・・
"日本語の本がただで読み放題！"な日本の図書館/図書室のシステムって本当にステキ！　夢のよう～◎
今のところ図書室で本を借りる時が一番「母国に帰って来て良かった～！」と思う瞬間ｗ

さて、西加奈子の『漁港の肉子ちゃん』読みました。
期待通り面白かった◎
まるまる太ってて明るい肉子ちゃんが娘のキクりんと寂れた漁港にやって来て、そこに住み着くお話...。

ふと、本を目にした夫

「肉子ちゃん...？　アンタみたいだ」

だって。

フンっ！　読んでないくせに！ (｀^´)

でも全くあたってないと言えないところがまた口惜しいぃ～。 ｷｨｨｰｰｰ!　(>_<)

特に運動会のシーン。（小さな集落の運動会は一家総出で～...我が集落の運動会を彷彿とさせる！）
肉子ちゃんは借り物競争に出る。
緊張のあまり頬をぷるぷる震わせ、いつもより瞬きも少なくなって、そして2度もフライングする...ｗ
3度目のピストルでやっとスタート。あれだけフライングしたのに思い切り出遅れる肉子ちゃん。他のお父さん、お母さんにどんどん差をつけられる。
走ってる時の肉子ちゃんは見もので、真っ赤に染まった頬、受け口、小さな目を見開き、短い両足をバタバタとみっともなく動かしてるのに、ちっとも前に進まない。←それ私やんっ！

他人とは思えませんでした。。。(-_-)

ま、日常の悲喜交々を笑いを交え淡々と描いてるのですが、最後の方はグッとくる。
笑いあり涙ありのいいお話でした。
西加奈子の中では2番目に好きな本になりました！（ダントツトップは『サラバ！』）

じんわり冷える秋の夜長、おすすめの一冊！
ほっこりあったまりますよ～。＾ ＾


画像は、昨日の朝。
釣りに付いて行って、私は肉子ちゃんを読みながらまったり。
昨日は快晴だったのに、今日は曇り。
絶好のヨガ日和なので、ヨガ行って来ますー！