ハタオリドリの雛そだて中(2)
“ハタオリドリの雛そだて中(1)”の続き。(話の流れ的には“赤ちゃんがやってきた!”の続きになります)
本題に入る前に・・・
ウチのおとーちゃん何を隠そう鳥の雛レスキューの第一人者なんですw(私が勝手に認定:爆)
子供が生まれる前の話―――
何故かウチの庭には良く鳥の雛が落ちてた。
その度にとーちゃん
「このまま放置してたらネコかヘビにやられる」
と2階に連れてゆき、甲斐甲斐しく世話を焼いた。
とーちゃん特製の雛の餌を食べるスズメ。
最終的にとーちゃんの指からしか餌を食べなくなった。
とーちゃんのチョンマゲの中で寛ぐスズメ。
どの子たちも栄養満点の餌をたっぷり食べ、無事大きくなって巣立っていった。
1度や2度じゃなく3、4回はあったかなあ~・・・?
もうここまでくると雛たちが選んでウチ(というかおとーちゃんの所)に来たとしか思えないよね。
7月31日
折からの暴風雨でハタオリドリの巣が落ちた。
中には3羽の雛が・・・!!!
大きな口を開けてピヨピヨ鳴いてた。
・・・この子たちもおとーちゃんに助けを求めてるのかも・・・?
その後のとーちゃんの対応はコチラ。
よりによってその夜は雨で肌寒かったので、まだ羽がほとんど生えてない丸裸の子たち大丈夫かな~、とすごく心配だった。
しかしその辺はさすがとーちゃん(レスキューのプロ!)抜かりなくてノートPCのキーボードの上に巣を乗せて寒くないよう上手く保温してた。
8月1日
「3羽とも無事一晩越せるか怪しい」
ととーちゃんが話してたので、早朝3羽の元気な姿を見た時の感激ったらぁぁぁ~・・・!
ホントーに嬉しかった!
「冷える夜も無事越せたからこの先も大丈夫かも・・・?」
なんて妙に期待してる自分がいた。
鳥は1日1個ずつ卵を孵す。
なので3羽の雛も1日違いの兄弟。
どの子が一番上でどの子が一番下か身体の大きさから一目瞭然でわかった。
夜、外でご飯を食べて帰って来たら、一番大きな雛が息を引き取ってた。
一番良く食べて元気だったので(もちろん身体も大きかったし)生き残るとしたらこの子かな~、ととーちゃんと話してたんでそのショックといったら・・・
この子がダメならこの痛々しいほどに小さな2羽もダメかも・・・
朝の自信はどこへやら絶望感でいっぱいになった。
その夜もまたまた冷える夜で雛たちが心配で良く眠れなかった。
夜中気になって巣を覗くと、中サイズの雛は頭をぐっと動かしたのだが一番小さいのは首を下にうなだれたままだったので、ダメかも・・・と思いつつ朝を迎えた。
8月2日
早朝恐る恐る巣を覗いたら2羽とも生きてた!
ただ、小さい方の衰弱が激しく(餌を与えても上手く飲み込めない)とーちゃんは
「覚悟しとけよ」
と・・・。
午前中買い出しに行った私、買い物の途中心配でとーちゃんに電話を入れると2羽とも今のところ元気、大丈夫だと。
で、わんさか買い物して帰宅したら
「アンタの電話を切った後しばらくして小さいのが息をしなくなった」
と。
一番上の子と末っ子の2羽はとーちゃんがブア・サワンという木の下に埋めてくれた。
ここなら誰にも踏まれないし、何よりとっても愛らしい花を咲かせる木なのだ。(個人的に大のお気に入り!)
花が咲いて散っていくまで一番近くで1日中眺めてられるステキな場所。
8月3日
1羽になった真ん中の雛は餌をいっぱい食べ、健康状態も良好そう。
この日から薄っすら目を開けるようになった。
ここで名前を付けよう! ということに・・・。
--- 以下家族会議 ---
父:「えーっと、イノシシとかスズメは?」
母:「マジメに考えて」
娘1:「イーニンちゃんとかニンニンちゃんは?」
父:「お前が考える名前はいつも中国人崩れみたいな名前だな~、却下!」
娘1:「じゃあ、お母さんは何が良いと思う~?」
母:「ビールかギョーザ!」
娘1:「ああ~! お母さんが好きなものの名前ね~」
父:「ダメに決まってるだろ」
娘1:「んじゃ~、モコちゃんは何が良いと思う?」
娘2:「ばばあぁぁぁ~ばぃばぃぃぃ~」(バイバイと手を振るゼスチャーと共に・・・)
母:「バイバイちゃんはぁ~~ちょっとぉ~~ねぇ~~・・・ゴメン、却下!」
・・・と終始こんなカンジだったのだが、結局無難に“こむぎ”(通称“むぎちゃん”)と名付けた。
今日でこむぎがウチに来てから12日目、今のところ順調にすくすく育ってる。
このまま病気やケガなどせず無事飛べるようになってもらいたいものだ。
こんなに小さくてか弱い命・・・無事育つか半信半疑だった。本題に入る前に・・・
ウチのおとーちゃん何を隠そう鳥の雛レスキューの第一人者なんですw(私が勝手に認定:爆)
子供が生まれる前の話―――
何故かウチの庭には良く鳥の雛が落ちてた。
その度にとーちゃん
「このまま放置してたらネコかヘビにやられる」
と2階に連れてゆき、甲斐甲斐しく世話を焼いた。
とーちゃん特製の雛の餌を食べるスズメ。
最終的にとーちゃんの指からしか餌を食べなくなった。
とーちゃんのチョンマゲの中で寛ぐスズメ。
どの子たちも栄養満点の餌をたっぷり食べ、無事大きくなって巣立っていった。
1度や2度じゃなく3、4回はあったかなあ~・・・?
もうここまでくると雛たちが選んでウチ(というかおとーちゃんの所)に来たとしか思えないよね。
7月31日
折からの暴風雨でハタオリドリの巣が落ちた。
中には3羽の雛が・・・!!!
大きな口を開けてピヨピヨ鳴いてた。
・・・この子たちもおとーちゃんに助けを求めてるのかも・・・?
その後のとーちゃんの対応はコチラ。
よりによってその夜は雨で肌寒かったので、まだ羽がほとんど生えてない丸裸の子たち大丈夫かな~、とすごく心配だった。
しかしその辺はさすがとーちゃん(レスキューのプロ!)抜かりなくてノートPCのキーボードの上に巣を乗せて寒くないよう上手く保温してた。
8月1日
「3羽とも無事一晩越せるか怪しい」
ととーちゃんが話してたので、早朝3羽の元気な姿を見た時の感激ったらぁぁぁ~・・・!
ホントーに嬉しかった!
「冷える夜も無事越せたからこの先も大丈夫かも・・・?」
なんて妙に期待してる自分がいた。
鳥は1日1個ずつ卵を孵す。
なので3羽の雛も1日違いの兄弟。
どの子が一番上でどの子が一番下か身体の大きさから一目瞭然でわかった。
夜、外でご飯を食べて帰って来たら、一番大きな雛が息を引き取ってた。
一番良く食べて元気だったので(もちろん身体も大きかったし)生き残るとしたらこの子かな~、ととーちゃんと話してたんでそのショックといったら・・・
この子がダメならこの痛々しいほどに小さな2羽もダメかも・・・
朝の自信はどこへやら絶望感でいっぱいになった。
その夜もまたまた冷える夜で雛たちが心配で良く眠れなかった。
夜中気になって巣を覗くと、中サイズの雛は頭をぐっと動かしたのだが一番小さいのは首を下にうなだれたままだったので、ダメかも・・・と思いつつ朝を迎えた。
8月2日
早朝恐る恐る巣を覗いたら2羽とも生きてた!
ただ、小さい方の衰弱が激しく(餌を与えても上手く飲み込めない)とーちゃんは
「覚悟しとけよ」
と・・・。
午前中買い出しに行った私、買い物の途中心配でとーちゃんに電話を入れると2羽とも今のところ元気、大丈夫だと。
で、わんさか買い物して帰宅したら
「アンタの電話を切った後しばらくして小さいのが息をしなくなった」
と。
一番上の子と末っ子の2羽はとーちゃんがブア・サワンという木の下に埋めてくれた。
ここなら誰にも踏まれないし、何よりとっても愛らしい花を咲かせる木なのだ。(個人的に大のお気に入り!)
花が咲いて散っていくまで一番近くで1日中眺めてられるステキな場所。
8月3日
1羽になった真ん中の雛は餌をいっぱい食べ、健康状態も良好そう。
この日から薄っすら目を開けるようになった。
ここで名前を付けよう! ということに・・・。
--- 以下家族会議 ---
父:「えーっと、イノシシとかスズメは?」
母:「マジメに考えて」
娘1:「イーニンちゃんとかニンニンちゃんは?」
父:「お前が考える名前はいつも中国人崩れみたいな名前だな~、却下!」
娘1:「じゃあ、お母さんは何が良いと思う~?」
母:「ビールかギョーザ!」
娘1:「ああ~! お母さんが好きなものの名前ね~」
父:「ダメに決まってるだろ」
娘1:「んじゃ~、モコちゃんは何が良いと思う?」
娘2:「ばばあぁぁぁ~ばぃばぃぃぃ~」(バイバイと手を振るゼスチャーと共に・・・)
母:「バイバイちゃんはぁ~~ちょっとぉ~~ねぇ~~・・・ゴメン、却下!」
・・・と終始こんなカンジだったのだが、結局無難に“こむぎ”(通称“むぎちゃん”)と名付けた。
今日でこむぎがウチに来てから12日目、今のところ順調にすくすく育ってる。
このまま病気やケガなどせず無事飛べるようになってもらいたいものだ。
ただ私たちに出来る限りのことをしよう、本当それだけだった。
この時はまだ3羽だった。
翌日2羽になって・・・
最終的に真ん中の子が残った。
手の中ですっかり落ち着いて寝てしまってる。
おめめ閉じてクウ~と眠る。
かわい過ぎっっっ!
こうなったらもう家族!!
甘えん坊でなかなか両手を自由に使わせてくれない。
久々にスクリーンキーボードに挑んだが、片手打ちの方がずっと速いと気付く・・・。
鳥の細胞分裂の早さは半端じゃない!
あっという間にこんなに羽が伸び、産毛も生え揃ってきた。
ちなみに胸毛(?)は黄色w
今じゃとーちゃんのナイフを止まり木にして、とーちゃんがお仕事してる姿をジィィィーーーっと見てる。
“子は親の背を見て育つ”ってかぁ・・・?(笑)
「アンタ昔は見てるだけで全然世話しなかったのに今回は積極的に世話してるからその変貌ぶりに驚いてるよ。変わったな」
と、とーちゃん。
「ん~・・・母になったからかな? 多分本能がそうさせてるんだと思う」。
と、とーちゃん。
「ん~・・・母になったからかな? 多分本能がそうさせてるんだと思う」。
〈完〉 2011/08/11(Thu)
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