早起きは三文の得  --- 11月30日 ---


いまだに夜中に3~4回起きて、ウエーンと泣くクッチー。
オムツを換えて、お水かミルクを与えて、胸か背中を優しくトントンすると泣き止むので、夜泣きというほど酷いものではないのだが。

細切れの睡眠にもだいぶ慣れたが、やっぱり朝までぐっすり眠りたい。


今日は最後5:30に起こされ、すっかり目が覚めてしまったのでこうして日記を書いている。
外はゆっくり明るくなってきてる。
2階のベランダへ出てみると、見事な朝焼け。
ベランダのベンチに腰掛け、しばらくの間日が明けていくのをぼんやり眺めていた。

早起きは三文の得とはよく言ったものだな、と思った1日の始まりだった。




  クンパオ日和  --- 11月29日 ---


11月を振り返ってみると、泣いたり笑ったり怒ったり心臓が止まるほどビックリしたり・・・、と色々あった1ヶ月だった。
もう少しこう滑らかに、穏やかにいきたいところだが、暴れん坊将軍(クッチー)がいる限り難しいだろな。

しかし、子供のパワーに負けてられない!
ここはひとつ良質のたんぱく質をたっぷり取って鋭気を養おう!
ということで、夫に

「今日は暑くもなく寒くもなくて・・・、
まさにクンパオ日和だよね!? ねっ? ね!!」(脅迫じみた眼差し)

とけしかけ、アヌーサン市場に海老を食べに行った。


久々のナイトバザール。
私は何だか嬉しくなって、1人キョロキョロキョロキョロ。挙動不審?
注意力散漫なせいか何もない平坦な所で何度も転びそうになってる。
クッチーを抱っこしていた夫が見るに見かねて、

「アンタはオレの前を歩け!
クッチーとオレのことは気にせず
とにかく転ばないよう真っ直ぐ前を向いて歩け!」

と。
ちっ、わたしゃバアさんかと、と心の中で舌打ちしたが、反論するのも面倒だったので、言われるように転ばないよう注意しながらひたすら前を向いて歩いた。

ようやくアヌーサン市場に到着。
アヌーサン市場の中のメイン通りがいつの間にか歩行者天国になっていて、露店がたくさん出ていて楽しそうだった。
少し露店を覗いてみたかったが、夫に叱られそうだったので、とりあえずいつものお店に直行した。
すぐに注文をとりに来たので、

・クンパオ(海老BBQ)
・トムヤムクン(海老入りトムヤム)
・海老とシーフードと生ペッパーのチリオイル炒め
・カオパットクン(海老チャーハン)

をオーダーした。
まさに海老尽くし。よっしゃー海老食うぞぉー! という勢い。
いつものように先にムックにおかずを取り分け食べさせた。

その間私はクッチーを連れて露店が並ぶ歩行者天国へ繰り出した。
歩行者天国はまるでお祭りの縁日のようで、何気に楽しい気分になった。
キラキラのかわいい髪飾りや、クリスマスのデコレーションに良さそうなカラフルなライト等が並ぶ中、クッチーが一番興味を示したのがコレ(↓)
フンー、フンーと言いながら一生懸命指差してる。


分厚いゴムの中に紙粘土のようなものが入っていて、色々形を作って遊べるのだ。
名付けて“ぐにゃぐにゃ粘土”。
その露店のおばちゃんもクッチーの興味をそそるようぐにゃぐにゃ粘土で人の顔を形作ってみせたりしている。さすが商売人。
おばちゃんに値段を訊くと「19B」と。
安っ! と即買い。
日本のお祭りの屋台でお面が1500~2000円で売られていたなんて誰かが言ってたが、それに比べるとホントにこっちは物価が安いなー、としみじみ。

ムックの食事が終わったので、ムックにクッチーを任せ、私は席へ戻って夫とビールを飲みながらプルンプルンの海老に豪快にかぶりついた。
ムックがクッチーをみててくれたお陰で、久しぶりに夫と2人ゆっくりディナーを楽しむことが出来た。


クッチーと夜の縁日気分を味わい、大好きな海老をたらふく食べ、大満足の1日だった。
それにしても、アヌーサン市場の歩行者天国は小さな子供連れにはいいかもな、と思った。
まず第一に車やバイクが通らないので安全。しかもオープンエアのテーブル席の目の前が歩行者天国になっているので、食事に飽きたクッチーをムックが歩行者天国に連れ出しても、2人の姿を遠めに見ながら食事が出来るので安心。私も腹ごなしにクッチーを連れてショッピングを楽しむことも可能だし・・・、といいこと尽くめ。

また夫を上手いこと騙くらかして(!)海老を食べに行こう。
せめて来月中にもう1度ぐらいは・・・。二ヒヒ。




  まぬけ思い込みシリーズ  --- 11月27日 ---


穏やかな日曜日の午後。
私と夫は、1階の庭に面したテラスで山の幸のカレーを頬張っていた。

クッチーは水遊びして散々大ハシャギした後、疲れ果ててパタッと寝てしまった。

平穏な午後。
きのこたっぷりのカレーを食べながら、氷入りのビールを飲む。
時折鳴る氷のカランカランという音が何とも涼しげ。

夫の仕事部屋からEnyaの曲が流れてくる。
Enyaが“きよしこの夜”をゲール語でうたっている。

「この曲いいよねー」

「暖かいけど、もうすぐクリスマスなんだよね~」

なんて他愛のない話から、いつしか賛美歌の話になっていた。

夫が日本語訳にした賛美歌の話をし出した。

そっかー、日本の賛美歌はあちらの国の言葉を日本語に訳して曲にあてはめてるのねー・・・、なんて当たり前のことを今更ながら納得したりしながら夫の話に耳を傾けていた。

「例えば“しゅはきませり”なんて・・・云々かんぬん・・・」

夫の話をよくよく聞いてみると“しゅわきませり”は漢字を交えて書くと“主は来ませり”になるということが判明。

「えっ! えぇぇぇーーー!!! そうだったのぉ~~~?!?
私はてっきり全部カタカナで“シュワキマセリ”だと思ってたー」

「なんじゃその“シュワキマセリ”ってのは?!
どういう意味があるんじゃい!?」

「それが私もわからなくて・・・。
その道で有名な人の名前か何かだと勝手に思ってた。
ほら、星の王子様のサンテクジュベリとか・・・、そっち系の名前に少し似てるでしょ? だから何となくそうじゃないかと・・・」

「全然似てないんですけど・・・。
それに“サンテクジュベリ”は正式には“サン(ここで切れる)デクシュペリ”じゃー! ヴォケ!!」

・・・さすが我が夫、ツッコミが厳しい。

しかし、知らなかったなー。
“主は来ませり”か。
これでまた1つ利口になった。(←レベル低過ぎ!)




  ミルクの露天風呂  --- 11月23日 ---


最近、月一の恒例となってきた オアシス・スパ のマッサージ。
まさかこんなに頻繁にスパに行けるなんて夢にも思っていなかったので、幸せを噛み締めている今日この頃です。
それもこれも夫のお陰。感謝、感謝です。

今回は乾季(寒季)到来ということで、かねてから入ってみたかったアロマセラピーミルクバスと頭、背中、肩を重点的に揉み解してもらう1時間のコースを受けてみました。

それでは、スパな1日をどうぞ・・・。

13:00、オアシス・スパのYちゃんがとびりきの笑顔で迎えてくれました。いつもありがとう!
左の写真はわかり難いですが、ガラスのテーブルにウェルカムティーが乗っています。数種類のハーブをオリジナルでブレンドした口当たりのいいお茶です。
ガラスの下には生のハーブや果物がオブジェのようにキレイに飾られています。
乾季(寒季)到来! 待ってましたお風呂!!
ということで、お風呂です!
今回初めてお風呂に挑戦ということでとても楽しみにしていた私。
Yちゃんが「日本の方は熱いお湯を好まれますので・・・」と予めセラピストさんに熱めのお湯をリクエストしておいてくれました。心憎い気遣いホントにありがとう。涙が出ます!
私は風呂好きというか“露天風呂好き”なのです。
もし個室のお風呂ならここまで喜んだりはしないでしょう。
あったかいお風呂にゆっくり浸かりながら空を見上げる・・・、もう最高です。
Yちゃんの計らいで、一押しのプライベートヴィラに通してもらい、浮かれまくってパシャパシャ写真を撮りまくる私。
やっと落ち着いてプクプク泡ぶくの湯船に浸かり、極楽気分~、夢気分♪
セラピストさんが頃合を見計らったように、はちみつ入りアイスティーと温かいハーブティーとすいかの3点セットを持ってきてくれました。
本音を言うと「ビール大瓶1本~!」と言いたいところでしたが、そんなわがまま言ってはいけません! ってか、ここはスパなのですから、お上品に参りましょう。
青い空と椰子の木を眺めながらミルクの露天風呂にゆっくり浸かる・・・。至福の時間です。
のぼせてきたかな、と思ったら湯船から出てサウナルームの横のベンチでしばし休憩。
ゆったりしたスペースのプライベートバスルームは、青々とした緑で囲まれており、お風呂に浸かっていてもベンチで休憩していてもホントに気持ちよかったです。ウチにもこんな開放感たっぷりの屋外バスルームがあればいいのにな・・・。
ゆっくり湯船に浸かって体を温めた後は、お待ちかねのマッサージ。
今回は頭、背中、肩を重点的に揉み解してもらう1時間のコースを受けました。
ベテランセラピストさんは、適度な力加減でツボを刺激しながら丁寧にマッサージしてくれます。まさに熟練の成せる技、動きに全く無駄がなく1時間でしたが堪能しました。




  携帯電話  --- 11月21日 ---


最近のクッチーのブームは携帯電話。
私も夫も携帯は持っていないので(←生きた化石)、お隣のデザインスタジオの若手連中の影響だと思う。

携帯電話のおもちゃ自体もないので、私が使い古して今やクッチーのおもちゃとなってしまった電卓がクッチーの携帯代わり。
電卓を持つと、嬉しそうにピッポッパッポ押して、「トゥカトゥカゴニョゴニョ」話し始める。
クッチー的には携帯電話というのは、動きながら喋るものだと認識しているようで、歩きながら喋ったり、雑誌をペラペラめくりながら喋ったりしているので、見てて噴出しそうになる。大人の行動をつぶさに観察してるんだな。

1人喋りに飽きてきたら、私に「ハイ!」といって携帯(電卓)を手渡す。
喋らないと怒るので、普通に日本語で喋ったり、少し英語やタイ語で喋ってみたりするのだが、しらけ顔のクッチー。
仕方がないのでクッチー語で「トゥカトゥカゴニョゴニョトゥカイトゥカイ」と話すと、クッチー手をたたいて大喜び。

2人声を揃えて、

「◎△■×◇+□○▼△◎■□○▼+□○」(←何語?!)

わかっちゃいるけど、
・・・疲れます・・・。




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