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帰って来たこむぎ

“こむぎよ、いずこへ?”で書き忘れた秘話があったので、そちらをまず・・・
こむぎ不在中、

おとーちゃん: 「こむぎ、帰ってこんなあ~」

私: 「・・・う~むー、1ついい方法があるんだけど」

おとーちゃん: 「何? 何だ???!」

私: 「モコがぁ~・・・モコが大泣きしたら、一発やねんけどなあ~・・・w」

注) こむぎがウチに来た時モコは1歳半で、その後も兄弟のように育ったからか、モコが大泣きして泣き止まない時は、必ずこむぎが飛んで来て、オロオロしながらもその様子をうかがってた、という内情があり~・・・

おとーちゃん: 「ぅ っ、おぃ! オレもそれは思ってたけど、口には出さんかったぞ。やっぱアンタやわー、鬼!!

・・・無事モコを泣かせることなく、昨日の朝、こむぎ帰還。

モンジを学校に送った後、3人でゆっくり朝食を食べてたら、西の方角から飛んで来て、私の頭にスチャっと止まりました。


帰って来たこむぎ - Photo No.1 我が家の屋外ダイニング。
毎日3食ここでごはんを食べます。
画像真ん中辺り、ぶらぶら~ぶら下がってるのは、こむぎが作った 巣。
正確には、途中まで他のハタオリドリが作ってて、こむぎが乗っ取ったという・・・曰く付きの巣。まさにジャイアン! 空のギャング!! 親として申し訳なくて、元の持ち主と思われるハタオリドリの姿を見掛ける度に謝罪してました。


帰って来たこむぎ - Photo No.2 こむぎは少し衰弱してたものの、別段変わった様子はなくて、あぁー良かった~! と胸を撫で下ろした瞬間、右目に異物を発見!
最初ゴミと思ったのですが、良く見るとマンゴーアリでした・・・!!!
マンゴーアリとは、体長1~2センチほどある大きな赤アリで、主にマンゴーの木に良く群がるので、そう呼ばれる。体が大きいだけに噛む力は強く、人間が噛まれてもかなり痛い。


帰って来たこむぎ - Photo No.3 目をやられたと思って一瞬パニックになりましたが、おとーちゃんが確認したところ、目ではなく瞼を噛まれたようで、マンゴーアリは噛み付いたままの状態で死亡してました。
・・・って、ある意味これってグロ画像ですよね?
ダメな方は、拡大しないで下さい。


帰って来たこむぎ - Photo No.4 お目目をパッチリ開けても、アリが視界を遮って、鬱陶しさMAXだったと思う。
鳥にとって目は翼と同じぐらい重要で、急所ともいえるパーツなのだ。
しかし困ったことに、ちょっと引っ張ってみてもマンゴーアリは取れず、こむぎはもがくだけ。マンゴーアリの牙は瞼に食い込み、挟み込んだまま固まってしまっているよう。
無理に強く引っ張って瞼や目を傷付けたら致命的なので、牙の片方を根元から切り、挟み込みを解除してから抜き取ろう、ということになり、私はこむぎを押さえる係り、おとーちゃんはハサミで牙を切断する係りと役割分担を決めました。


帰って来たこむぎ - Photo No.5 しかし1週間の武者修行(?)は相当くたびれたようで、疲労困憊だったこむぎは、我が家に帰って来てホッとしたのか、アリがくっ付いててもお構いなし、私達がああだこうだ相談している間に、私の手の上で泥のように眠ってしまっていた。
そこで作戦変更! このままの状態で、おとーちゃんが私の眉毛ハサミをそーっと近付け、牙をチョッキン。
幸いにも挟んだ時点で牙の挟み込みが緩んだらしく、アリはポロリと落ちました。
大成功!! ホォーーーッ。

帰って来たこむぎ - Photo No.6 スッキリ~~~♪
でも、それより何より眠くてしょうがないのぉぉぉ~・・・といった様子で、2時間ほど眠りこけていました。
ゆっくり体を休めて、しっかり餌を食べた後、正午前、再び仲間たちの元へ飛んで行きました~。


いやー、しかし、動くネタというか(笑)、何かとトラブルを持ち込んでくれます。
でも“手の掛かる子ほどかわいい”とは良く言ったもので、ホントにかわいくてしょうがないんです、この子がぁ~・・・(涙)
昨日は、こむぎの顔が見れて、夫婦して幸せな気持ちで眠りにつくことが出来ました。
・・・また何かトラブルが起きるまで(負傷するまで?!?)帰って来ないのかなあ~?
んっーー、個人的にケガは勘弁して欲しいなー、心臓に悪いから。
2012/10/05(Fri)   


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